MORTRA

数学の構造をつなぎ、問題と証明をつくる。異なる証明法が協調し、答えまでの過程を検証可能な形で残します。

01 / TRY MORTRA

1問を解く。
2問をつなぐ。

片方だけなら入力した問題を解き、両方なら二つの構造を融合します。問題文、図、模範解答、検証結果までを一つの成果物として返します。

02 / RESULTS

IMO幾何 25 / 30。

IMO-AG-30は、国際数学オリンピックの幾何30題を集めた標準的な評価です。 MORTRAは外部LLMを使わず、複数の記号推論法を組み合わせて25題を証明しました。

IMO-AG-3025 / 30

17題から25題へ / 8題増 / 正答率 +26.7ポイント

探索全体
701.4秒254.7秒

63.7%短縮 / 2.75倍高速化

候補の列挙
69.83秒7.01秒

90.0%短縮 / 9.96倍高速化

同じIMO-AG-30で比較

MORTRAは初代AlphaGeometryと同じ25/30。AlphaGeometry2とTongGeometryは、この30題では満点です。

AlphaGeometry (2024)
25 / 30
金メダリスト平均
25.9 / 30
MORTRA
25 / 30
TongGeometry
30 / 30
AlphaGeometry2 (2025)
30 / 30

形式化された同じ30題で比較。AlphaGeometry2はこの30題では満点で、さらに広いIMO-AG-50(2000〜2024年の幾何全50題)でも42/50=84%です。 幾何ではMORTRAは届いていません。ただしAlphaGeometryもTongGeometryも幾何専用で、数列・確率・積分・整数は扱えません。 MORTRAは同じ核で幾何以外も解きます。次の2つがその結果です。

幾何専用ではない

AlphaGeometryもTongGeometryも幾何しか扱えません。MORTRAは同じ核で振り分けます。

オリンピアード幾何(監査済み89題)53 / 89

ロシアARMO 11/12 ・ 中国TST 5/7 ・ IMO Shortlist 5/10 ・ CGMO 5/5

証明ファイルのハッシュが一致したものだけを数えています。

03 / ARCHITECTURE

権限を、面で分ける。

候補を出す面、解く面、順番を決める面、真偽を決める面、速くする面。情報は下へ流れ、権限は上へ戻らない。

FIG. 1 — 面の分離と権限の非伝播PROPOSAL候補を出すHAGeo 数値incidenceTong 型付き構成LOCAL FORMAL LANGUAGES各々の言語のまま解くNewclid DD閉包Newclid 型付き遷移AR残差GCLC-Wu 多項式義務SyGuS 開義務KNOWLEDGE意味を保って写すOpenMath 項MMT theory graphinterface viewCOORDINATION優先順位と予算だけexact 証明書交換(既定)Sheaf-ADMM(実験・既定OFF)TRUTHここだけが真偽を決める型付き native 証明書の再生EXECUTION速くする。真理は変えないRISC-V 型付き命令スケジューリングFPGA bitset関係閉包 / 有界多項式核真理ではない優先順位と予算だけ証明書の再生のみ真理を変えない情報は下へ流れる。真偽を決める権限は真理面だけが持ち、上へ戻らない。この4つの制約は validate_unified_geometry_architecture() が実行時に検査し、破れば例外で落ちる。
FIG. 2 — 表現 Atlas と transition map一つの幾何対象 — 三角形ABCとその垂心関係 chartNewclid DDperp(A,B,C,D)coll(A,B,C)cyclic(A,B,C,D)原子計量 chart偏極・内積⟨u,v⟩ = 0二次形式 q(x)距離の等式原子アフィン chart行列式・rankdet[...] = 0rank M ≤ 2線形従属原子transitiontransition情報理論の対応chart= encoderbridge= channelcertificate replay= decoder / verifierresidual= syndromeただし意味の欠落は確率的な通信雑音ではない。同一視しない。2026-08-22 の測定: 橋は完成した証明書を運ぶ。未完成の義務を別の原子で作り直す経路が無い。構成エラー 7→0 / 静的反証 2,395件 / テスト 130/130 — それでも実問題の chart 経由候補は 0、追加正答 0/3。
問題文日本語のまま何を訊かれたか求めよ / 示せ /すべて求めよ幾何の演繹点・線・円式の計算極限・積分不等式範囲証明示せ解集合すべて求めよ検証証明書を作り直す答える図と手順つき答えない推測を出さない振り分け先が複数あるから、幾何以外も同じ核を通る

別々の方法で考える

図形の演繹、座標計算、Wu法、Groebner消去を、無理に一つの方法へ統一しません。

途中結果を共有する

一つの方法で証明できた事実を、別の方法でも使える形へ変換して先へ進みます。

正しさは証明で決める

どの経路を調べるかは協調して決めますが、結論の正しさは多数決ではなく証明で確認します。

絞り込みを回路へ

候補検査の専用回路が1サイクル1件で動き、10,000通りでソフト実装と完全一致。論理合成まで通過済みです。数字は実機で測ってから出します。

04 / RESEARCH

LLMは、図で説明できない。

文を書いてから、別に図を描くから。

この研究について詳しく
LLM問題文を書く図のコードを吐く「鋭角三角形ABCで」…と書いてある実際は鈍角照合する仕組みが無いMORTRA問題証明の一段座標を持つ同じ座標から出るので、食い違えない「鋭角三角形ABCで」鋭角のまま図は文の後付け図は証明そのもの

COORDINATION

異なる証明法をつなぐ

演繹、座標、Wu法、Groebner消去が、それぞれの得意な方法で考え、途中結果を相互に利用します。

SELF-ORGANIZATION

局所の判断から全体解へ

一つの大きなモデルに判断を集中させず、複数の推論器が必要な情報だけを交換して答えへ進む方法を研究しています。

ADAPTIVE SEARCH

必要な経路だけを深く探す

簡単な探索から始め、解けない問題だけ計算を増やします。すべての候補を同じ深さまで調べる無駄を減らします。

HARDWARE

探索の絞り込みを、回路に落とした

候補検査の専用回路を設計し、1サイクル1件で流せる形にしました。10,000通りの入力でソフト実装と完全一致、Xilinx 7-seriesへの論理合成も通過。次は実機に載せて測ります。

数学の標準模型をつくる。

式・図・運動を、一つの構造の別の見え方として持つ。 下の立方体は飾りではありません。断面の多角形を毎フレーム計算しています。

同じ構造を、式でも図でも運動でも指紋を固定した実験規則名つきの導出列